能登輪島地震災害ボランティア活動報告

1月1日に発生した能登輪島地震の被災地に、本校の生徒37名がボランティア活動に参加しました。この地震はお正月という特別な日に発生し、多くの人々にとって困難な状況をもたらしました。輪島に向かう途中、のと自動車道の至る所で崩落や段差が発生し、迂回路を通るしかありませんでした。被災地に到着すると、倒壊した家屋や火災によって焼けてしまった家々が目の前に広がり、生徒たちはその惨状に涙を流す場面もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒たちは、倒壊した家屋から家財道具を運び出す作業など、3つのグループに分かれて行動しました。高齢化が進む地域での復興作業は特に過酷で、少しでもお手伝いができたことに感謝の気持ちを感じました。お手伝いさせていただいた家主の方からは、地震の怖さと命の大切さについての話を伺い、若い人たちの力がどれほど重要であるかを実感しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある家主の方は、「命あればこそ。もし地震が起こったとき、若い人たちの力が必要だ。自分も助けられた」と話され、その言葉は生徒たちの心に深く響きました。また、ボランティアセンターの職員の方からも、「忘れないで」という言葉をいただきました。この活動を通じて、災害の恐ろしさと命の大切さ、そして支援の重要性を忘れずに伝えていくことの大切さを学びました。

ボランティアに参加した生徒たちは、始業式にて報告会を行う予定です。この活動を通じて得た経験や学びを共有し、他の生徒たちにも伝えていくことが目標です。今回の経験が、将来の災害時に役立つ知識や心構えとなることを願っています。